「化学をもっと面白くする」をモットーに、お堅い学問「化学」と、アーティスト、バーテンダーなど領域を越えたメンバーがコラボレーションして、錬金術のような驚きを生み出します。
化学、アート、様々な分野の方々にもARchemisTの活動を広く知っていただくため、ものづくりに興味のある皆様に向けたイベントを開催します。「化学 × アート」をテーマに「どんな面白いことができるかな?」を私どもとご参加いただいた方々で考えるオープンな場です。
化学、芸術を専攻にしている学生の方はもちろん、化学者やアーティストの方、「化学 × アート」の未来を真剣に考えていきたい皆様のご参加を心よりお待ちしております。ARchemisTは共に活動するメンバーを募集中です。
ファッションと分子 →
組成が同じで構造が異なる、幾何異性体が存在する最小の分子です。二つの炭素が二重結合の同じ側にあるcis体と反対側にあるtrans体を1組のピアスにしました。
ハルシオンという名前でファイザーから市販された睡眠薬です。中心となるベンゾジアゼピン構造は1950年代に偶然発見されてから創薬分野で大流行しました。現在でも様々な薬に使われています。
ビタミンB12の中心核をなす構造です。よく似た構造のポルフィリンに比べて炭素が少なく部分的に還元されていることから格段に高い複雑さを持っています。真ん中の触媒活性金属中心をパールで表現しました。
ジーンズの染色でおなじみのインディゴをチャームにしました。工業的には布に吸着させた前駆体を酸化して生成しています。繊維への吸着性が弱いため、洗うと徐々に色落ちします。
絵画と科学 →
目から得た情報を伝達物質が脳につなぐ、ゴルジ体、海綿骨、ミトコンドリアの構造などをモチーフにした作品。細かく見ると色々な細胞が見られるので見つけてみてください。
神経、葉緑体、様々な組織が観察できます。迷路を解いていく感覚で見てみてください。
食品と実験 →
食紅(赤色106号)は、UVランプを当てると紫外線を吸収して目に見える光に変換して目に届きます。UVランプ自体は可視光線ではないため、ソバそのものがピンク色に光っているように私たちには見えます。
ビタミンB2で黄色に、食紅でピンクにご飯を染めました。 実験は成功し、光るご飯が美味しく炊けました。 食欲をそそる色ではないため、用途については現在募集中。 アイディアがありましたら、コンタクトよりメッセージを送っていただけましたら幸いです。
サイエンスバー フラクタル →
映えとともに,普段は科学に触れない方に向けたおすすめの商品を詰め合わせたSet Menu。 マシュマロには食添用の液体窒素を利用し、-196 ℃で冷却された後の食感の変化を楽しめます。
映えと実験操作を組み合わせたカクテル。好みを注文すると、リキュールと割りもののソーダ(溶媒)が別で提供され、カスタマー自身で調合するスタイルです。
FRACTALが尊敬する教授の研究室には「分子をつなげて価値を生み、人をつないで輪を生む、研究室でありたい」という言葉があります。 私たちもこの言葉には深く共感しており、 「分子をつなげて価値を生み、人をつないで輪を生む、お店でありたい」と常日頃想っております。